仁王2聖地巡礼夢路篇/牛若戦記/平安京討魔伝
逢魔が時ミッション「暗魔の胎動」を、ぬっぺふほふや鬼猟鬼の魂代、高推奨レベルの百鬼夜行絵巻を求めて何度も周回しているうちに、「暗魔の胎動」の光景が再現されている京都の鞍馬山に行きたくなっていた。きっと山道を歩いていると鵺の轟き、琵琶牧々の音色が聞こえ、空を見上げると餓鬼が火薬玉を投げてくるのだろう。京都には鞍馬山以外にもあやかしの跋扈する場所があるので、その辺りも見て秀の字の足跡でも追いたいなと思い京都巡礼を決めた。
封魔の霊堂
雪の降る時期では無かったが、紅葉と建物の朱色が映え、静かな水面に映りとても綺麗だった。鳳凰堂の内部は予約制で拝観することができるが、既に多くの観光客が出入りしており、アムリタは壊された後だった。ただ、ざっと百人は常世同行をしていたのに誰も宝玉をはめる場所を見つけることができず、水を抜くことができなかったのは残念だった。
この橋を渡ることはできなかった。妖狐に気づかれ落命をする者が後を絶たなかったことが原因で立入禁止になったのだろう。
平等院ミュージアム鳳翔館の出口近くに邪を祓う鐘もあった。鳳翔館は鳳凰堂内部の再現や雲中供養菩薩像などが展示されていた。
写真を撮り忘れたが、この東屋はトイレ前の休憩所として使われていた。近くに黄泉醜女がいるので休憩どころではないはずだが......。
醍醐の花見
まずは三宝院庭園。驚くべきことに水がなみなみと満ちていた。庭園内が立入禁止なのは足を滑らせて落命する人が多いからだと合点がいった。ミッション開始直後、総黒熊毛植兜の製法書を落とす片桐且元が建物の中にいたが、残念ながら撮影禁止であった。気になった方はぜひその目で確認して欲しい。
三宝院の鍵を使って外に出るための扉。通常は常世のそばの鍵を取って開けなければいけないが、こちらは固く閉ざされていた。
一の谷形兜の製法書を落とす福島正則が歩いている通路。アムリタは既に破壊されており、上醍醐へ向かう道が伸びている。それにしてもこの醍醐寺は再現度が高く、桜の季節に来たらさらに楽しめるだろう。
上醍醐への道のりはちょっとした山道になっており、夢を追いかける藤吉郎の気持ちになりながら登って行った。
上醍醐は紅葉が美しかったが、果心居士はいなかった。おそらく桜の季節でないと出現しないのだろう。
暗影蠢く鞍馬
鞍馬の山門をくぐるとすぐに鬼猟鬼のいる階段を見つけた!この世界では 由岐神社と呼ばれているらしい。分かりにくいので階段を登った側から撮ると......。
これはすごい。
興奮冷めやらぬまま本殿まで登るとあまりにも見慣れた光景が広がっていた。中央の六角形の部分はパワースポットらしく、観光客が代わる代わる写真撮影をしていた。ぬっぺふほふが常闇の主になっていて魂代を確定で落とすので確かにパワースポットかもしれない。本殿の中も入れるが、鬼火や大入道は既に同行者によって駆逐されていた。感謝。
上ルートへ向かう扉。鵺を求めてこの先のちょっとした山道を歩くが、見つけることができなかった。1時間程歩くと貴船神社に着く。ちなみに、この貴船神社への下り道は恐ろしく急勾配なので足腰が弱い方は注意してほしい。奥の院魔王殿まで行って引き返す人も見られた。
妖巣の大門
京都駅の北口に羅城門が再現されていた。実物の1/10らしい。耳を近づけると土蜘蛛のひっかき攻撃の音が聞こえてきた。
大内裏地獄変
東寺は大内裏にあるわけではないが、ミッション開始時のキャプションに映っている塔が五重塔そっくりなので東寺に向かった。各所にシダレヤナギが植えてあり、禍々しい妖気が立ち込めていてまさに地獄変だった。
おまけ
鞍馬にあったこじんまりとした博物館。鞍馬山の動植物や義経ゆかりの物品が展示されている。何故かカメムシの展示に力を入れていたのが面白かった。
今回はケーブルカーを使わなかったが、日本一短い鉄道路線らしい。現在土砂崩れの影響で市原駅から鞍馬駅まで運行できなくなっている叡山電車と合わせ、次に来るときに乗ってみたい。